めまい
めまいの症状は、ぐるぐる回っているような感じ、ふわふわする感じ、体が傾いてしまう感じ、気が遠くなってしまう感じなど、様々な症状があります。耳の問題に原因があることが多いですが、脳神経や心臓・血管系の問題、自律神経系の問題、さらにはこころの問題が症状としてあらわれていることもあります。
めまいを引き起こす主な病気
良性発作性頭位めまい症
ぐるぐると回っているようなめまいが、寝返りを打った時、起き上がるときなど頭の位置を変えた時によく起こります。比較的短時間で治まりますが、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。バランス感覚を保つ耳の機能の問題で起こります。
メニエール病
ぐるぐると回っているようなめまいとともに、難聴や耳鳴りが起こる病気です。めまいは数時間続くことが多く、それが週1回から年に数回と人によってさまざまな頻度で繰り返されることが特徴です。20代~50代の女性に多くみられます。内耳がむくむことで起こる病気ですが、心理的なストレスや、過労、睡眠不足など、生活やこころの問題がきっかけになることが知られています。
起立性調節障害
特に思春期などユース年代に多く、立ち眩みのようなめまいが起こります。朝、めまいで起き上がることが出来ないといったこともありますが、時間とともに症状は落ち着くことが多いです。自律神経系の不調により起床時に交感神経がうまく働かないことが原因とされており、めまいだけでなく倦怠感や腹痛、頭痛など様々な症状が現れます。
心因性めまい
ぐるぐる回っているようなめまいから、「めまい感」というようなあいまいな感覚まで様々な症状があります。頭痛や倦怠感などさまざまな症状を伴うことが多いですが、難聴が伴うことは少ないです。自律神経系の乱れが心理的問題により引き起こされているものから、うつやパニック症などのこころの病気の一症状としてとらえられるものまでさまざまで、耳鼻科や脳神経科では対応できないことが多いです。
めまいで迷ったときは…
耳鼻科や脳神経科ではそれぞれの科で対応する病気についての検査や診察になるため、「どの症状に当てはまるかわからない」「まずどの科に行けばいいのかわからない」というユース年代の方は、当院のユースオンライン診療を受診することをお勧めします。