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慢性的な吐き気

慢性的な吐き気

 急性の吐き気の原因は暴飲暴食や胃酸過多、ウィルス性胃腸炎、食中毒などが考えられ、胃を休める事が先決となります。一方、慢性的な吐き気の場合は、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など消化器系にはっきりした原因が存在する病気である場合のほか、特に原因が特定できない機能性ディスペプシアや心因性嘔吐といったものも考えられます。また、起立性調節障害などめまいや頭痛を引き起こす病気に伴う症状として見られることも多くあります。

慢性的な吐き気を引き起こす主な病気

逆流性食道炎

 一般に高齢者や大人がなりやすい病気として知られていますが、子どもでも罹ることがあります。胃酸など胃の内容物が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。胃からの逆流を防ぐ筋肉が衰えることによって起こるとされてきましたが、子どもや思春期以降のお子さんであっても、生活習慣の乱れや自律神経の不調により起こることがわかってきています。

機能性ディスペプシア

胃の痛みやもたれが起こる病気で、吐き気や食欲不振を伴います。内視鏡などで検査をしてもはっきりと異常が見られないにも関わらず、胃炎のような症状を引き起こすのが特徴です。ピロリ菌などの感染が原因のケースもありますが、遺伝的要因や心理的要因が強く関係していることが多く、生活習慣の改善を中心に、胃の機能を助ける薬やストレスを緩和する薬による薬物療法が行われることもあります。

心因性嘔吐

嘔吐とありますが、吐き気だけで嘔吐を伴わないものも含みます。原因となる明らかな異常がなく、心理社会的なストレスが原因です。不安や緊張を伴う場面や、登校前など決まった時間帯、予定に関連して起こりやすいのですが、ストレス要因の軽減や、成長に伴って改善するケースも多く、一般に予後は良好とされています。

慢性的な吐き気で迷ったら…

吐き気があってずっと気分が悪い、学校や仕事に行けないなど、日常生活に少しでも支障が出ているようであれば、当院のユースオンライン診療を受診してみてはいかがでしょうか。まずは医師が相談にのり、必要に応じて投薬も可能です。

 

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