便秘症
自然排便が週に3回未満、毎日出ていても痛がって泣いてしまったり、肛門が切れてしまう場合でも便秘症と診断されます。
原因
乳幼児期に母乳・ミルクの飲む量が少なかったり、離乳食を開始して偏食や少食によるものや食物繊維や水分を取る量が少ないことが原因となります。
また、小さな子どもは排便機能が未熟で小学校高学年になる頃に大人と同じようになると言われており、排便機能が未熟なことも要因の1つです。
小児の便秘症にかかりやすい時期は
- 離乳食の開始時期
- 幼児のトイレトレーニングの時期
- 学童の通学の開始および学校での排便回避
などです。
治療法
日常生活では
- 食物繊維が多い食材(豆類、イモ類、野菜、海藻類、果物)を増やす
- 適度な運動
- 規則正しいトイレ時間をつくる
など生活習慣の改善をはかります。
それでもなお便秘が続く場合は、浣腸で硬い便を出し、一度すっきりさせ、便を柔らかくするお薬で排便リズムをコントロールしていきます。