夜尿症
5歳以上の子どもで1ヶ月に1回以上のおねしょが3ヶ月以上続く場合、夜尿症と判断されます。
夜尿症は、夜寝ている間に無意識の間におもらしをして、シーツや布団、下着、パジャマを濡らします。
夜尿症は5歳では6~7人に1人、10歳では20人に1人、15歳では100人に1人です。また、ごくまれに成人まで夜尿症が続く症例もあり、決して珍しいものではありません。
自然に治っていくものですが、学校に通うようになると集団での宿泊する機会も増え、大きなストレスの原因のひとつになり人間関係に影響を及ぼしてしまうこともあります。
原因
- 寝ているときにつくられる尿の量が多い
- 膀胱の容量が小さい
などが大きな原因と言われています。
また、両親のどちらかに夜尿症の既往歴がある場合40%の子どもに夜尿症が出現するとされていますが明らかな原因はわかっていません。
治療法
日常生活において
- 就寝2時間前に夕食を済ませる
- 就寝前の水分はコップ1杯まで
- 入眠前までに完全排尿をさせる
- 中途覚醒させない
などの子ども、家族が達成できる目標をつくります。
これらを3~6ヶ月続けても改善がみられない場合、投薬の提案もさせていただきます。